皆様こんにちは！

今週のお題「雪」。

というものが来ておりましたので、
語っていこうと思います。

皆様、雪といえば何を想像されますか？

「雪まつり」
「かまくら」
「雪見の温泉」

どれも素敵で、楽しいものばかりですよね。

そんな中、私の雪の思い出と言えば...

「遭難」...でしょうか？

大して楽しい話ではないですが、
少しだけお付き合いください。

あれはもう何年前でしょうか...

私、スノーボードにどハマリしていた時期があり、ほぼ毎週の様にゲレンデに足を運んでいました。

ある日も朝から快適に滑っていたのですが...
昼食を摂っている間に、少しだけ吹雪いて来ました。

しかし、そこまで大した事が無かったのでそのまま続行！

思い返せば、この判断が悪夢の始まりでした。

リフトに乗っている間に吹雪は益々勢いを増し、頂上に到着する頃にはまさにホワイトアウト！

冗談抜きで数メートル先が見えません。

「怖いなぁ...これを滑り終えたら撤収かな。」

気をつけてはいたものの...

「早く下まで戻らなくては」

そんな気持ちが先走ってしまったのでしょうか？

結構スピードが出てしまっていたのだと思います。

少し道幅が狭めのコースだったのですが、
林道でカーブに差し掛かった瞬間！

道の真ん中に座り込んでいた女性の姿が！

「まずい！」

咄嗟の回避行動。
女性を避ける事は出来たものの...

スピードが出ていた私は安全ネットを乗り越えて、林道の緩やかな崖から滑落してしまいました。

身体に骨折などの異常は無かったものの、
左眼の上はパックり！

思ったよりも血が出て周りに赤い雪ができてました…

落下した衝撃でスマートフォンは画面がバキバキ。

助けを呼ぶ事もできず、ホワイトアウト状態の崖下に一人...

まさにプチ遭難といった状態でした。

人生で一番の絶望と孤独を感じた瞬間かも知れません。

同時に生命の危険も感じました。

とにかく体温と体力を維持するために、行動を制限。

視界が確保出来なくては何もできません。

すると...まだ運が残っていたのでしょうか？
一時間近くその場で動かないでいると、吹雪も止んで来ました。

「今なんとかしなければ、死んでしまう！」

本能的にそう感じた私はとにかく下山を目指すことに。

お気に入りだったボードもその場に放置し、崖に沿って行動を開始します。

しかし、やはり雪の上！
思うようには歩けず体力もすぐに限界がやつてきます。

こんな所で死ぬわけにはいかない！

その気持ちだけを動力にして、
傷口も凍り付き、ウェアも凍りつく事3時間。

スキー場の駐車場が見えてきました。

あの時程、無機質な駐車場に感動を覚えた事はありません。

すぐに救護室に向かい、手当を受けました。
そしてスキー場の方のご厚意でカップの豚汁を頂くと...

冗談抜きで「生きてきた中で一番美味しい豚汁」と自信を持って言える豚汁でしたね。

そんなこんなで、私の遭難は無事(？)

終わりを告げました。

...

懐かしい...

私にとってはこれこそ、雪のから連想されるものですね（笑）

皆様は雪と言われて想像する者が楽しい物であります様に！

それでは、また！

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